「草祭」「無貌の神」「竜が最後に帰る場所」などで知られている恒川光太郎さん。
人気の作家なので、恒川光太郎さんというお名前をご存知の方も多いでしょう。しかし、どのような作品があるのか、自分にはどんな作品がおすすめなのかわからない人も多いと思います。
そこで、今回は恒川光太郎さんの作品の中でも、特におすすめの作品を5つをランキング形式で紹介します。
第5位「秋の牢獄」
「秋の牢獄」のおすすめポイント
- ・同じ毎日を繰り返すというアイデアに加えられた、新たな解釈
- ・表題「秋の牢獄」のほかに収録された2編の中編も珠玉
- ・現代ファンタジー作家としての地位と人気を盤石にした、著者デビュー3作目の小説
「秋の牢獄」の概要
11月のとある秋の日。毎日同じ道を通って登校すると、毎日同じ時間割。クラスメイトの話題も昨日と同じ。帰宅して寝て起きても、日付が変わらない。私は何故、同じ日を繰り返すという牢獄に囚われてしまったのか。どうすれば明日を迎えられるのだろうか。ほか2編。
「秋の牢獄」がおすすめの人
- ・変わり映えのしない毎日を送っているような気がする人
- ・1冊の本に中編3編が入っているので、時間はないが良質なファンタジーが読みたい人
- ・難しい表現や特殊な演出などがないので、軽い気持ちで不思議な小説を体験したい人
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第4位「スタープレイヤー」
「スタープレイヤー」のおすすめポイント
- ・主人公に特殊な能力が付与され、別世界で活躍する「異世界ファンタジー」もの
- ・身体能力は普通の人間のままで、ただ10個の願いが叶えられるだけ
- ・ファンタジーでありながら、人間同士の政争、個人的な復讐などの暗い要素がある
「スタープレイヤー」の概要
数年前にとある事件の被害者となり、鬱々とした日々を過ごす斉藤夕月は、ある日あやしげなくじ引きの1等「スタープレイヤー」に当選する。それは全く別の世界で、どんな願いでも10個叶えられる特殊な権利を持った人のこと。しかしその世界には、複数のスタープレイヤーがいた。
「スタープレイヤー」がおすすめの人
- ・現在の生活に漠然とした不安があり、それを解決したいと思っている人
- ・ファンタジー小説が好きだが、ライトノベル寄りではないものが読みたい人
- ・なんでも願いが叶うと聞き、容貌を整えたり復讐に願いを使う主人公に共感できる人
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第3位「月夜の島渡り」
「月夜の島渡り」のおすすめポイント
- ・沖縄に移住した著者だからこそ書くことができた、沖縄に関する新たな創作怪談
- ・暗い洞窟やジャングルなど、豊かな自然を体験する紀行録のような楽しみ方も可
- ・怖さの方向性や舞台設定が異なる短編7編が収録されており、決して飽きない構成
「月夜の島渡り」の概要
「ミルク様」と呼ばれるご神体が祀られたお祭りに、少年は両親と参加する。その帰り道、少年はあやしげな女に「あなたの父は死ぬ」と予言された(月夜の夢の、帰り道」)。夜のパーラー、「ニョラ」がいる不思議な洞窟。沖縄の独特な言葉遣いや風土と共に綴られる、全7編の怪談集。
「月夜の島渡り」がおすすめの人
- ・沖縄に旅行に行ったことなどがあり、改めて沖縄の魅力を感じたい人
- ・家の中にいるのに誰かが背後に立っているような、ぞわぞわする恐怖を体感したい人
- ・文庫化してデザインが変更されたため、単行本の時は表紙が怖くて買えなかった人
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第2位「異神千夜」
「異神千夜」のおすすめポイント
- ・モダンホラー作家とも称された恒川氏が「ダークファンタジー」に舵をきった小説
- ・現代や元寇の時代など、自在に移り変わる時代や舞台設定に幻惑される
- ・世間的に評価が高く、山本周五郎賞候補にもなった間違いのない作品
「異神千夜」の概要
ある日道に迷い、見たこともない丘に出た大輝は、そこで身を休める不思議な獣に出会う。大輝は、全身が金色の毛に覆われた不思議な獣を「ルーク」と名付け、世話をし、少しずつ互いの心の距離が近づいていく。そしてある日、大輝の体に変化が起きる(「金色の獣、彼方に向かう」)。ほか3編。
「異神千夜」がおすすめの人
- ・捨て猫や捨て犬などを、大人に秘密で世話をしていたことがある人
- ・歴史上の出来事などについて独自の解釈で考察を加えることが好きな人
- ・ホラー、伝承、ファンタジーなど複数の要素が絡み合う唯一無二の小説を読みたい人
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第1位「夜市」
「夜市」のおすすめポイント
- ・ジャンルはホラーだが、怖がらせることを目的にしていない爽やかな読後感の小説
- ・書き下ろしの「風の古道」も収録、良質な中編ファンタジー2編入り
- ・激賞をもって迎えられた、現代ファンタジー作家恒川光太郎さんのデビュー作
「夜市」の概要
なんでも売っている不思議な市場「夜市」に迷い込んだ主人公。ある屋台で、主人公はどうしても欲しかった「野球の才能」を、自分の弟と引き換えに入手する。弟が存在しなかったことになった世界で主人公は大活躍するが、大人になって弟を夜市から買い戻す決心をする。ほか1編。
「夜市」がおすすめの人
- ・何かを犠牲にしてでも自分の願望を叶えたい、と思ったことがある人
- ・街を散歩している時、裏道や抜け道などにふとした魅力を感じる人
- ・日常の薄皮を一枚めくった向こう側にあるファンタジーの世界を覗き見たい人
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まとめ
恒川光太郎さんの作品には、作品からまだ知られていない多くの作品があります。この機会に、気になった作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。
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