「容疑者Xの献身」「白夜行」「ナミヤ雑貨店の奇跡」などで知られている東野圭吾さん。人気の作家なので、様々な作品が映像化されていて若い人にも人気です。
しかし、どのような作品があるのか、自分にはどんな作品がおすすめなのかわからない人も多いと思います。
そこで、今回は東野圭吾さんの作品の中でも特に、おすすめの作品5つをランキング形式で紹介します。
第5位「放課後」
「放課後」のおすすめポイント
- ・著者がミステリー作家としての存在を世に知らしめた、記念すべきデビュー作
- ・学校が舞台の青春ミステリー
- ・東野圭吾作品の中でも特に高難度の密室殺人!
「放課後」の概要
某家電メーカーから学校教師に転職した前島は、最近何者かに命を狙われていた。そんな矢先学校の更衣室で生徒指導部の村橋が青酸中毒によって殺されていた。しかもその更衣室は誰も入ることのできない、密室だった…
前島を旅行に誘う問題児・高原陽子、アーチェリー部キャプテンであり前島を誘惑する杉田恵子、そして男を翻弄する女教師・麻生恭子。疑わしいものが複数あがるが犯人を絞れぬまま、体育祭で第二の殺人事件が起きてしまう。
「放課後」がおすすめの人
- ・初期の東野圭吾作品を読みたい人
- ・本格的な推理小説のトリックを解くことが好きな人
- ・学校や、教師と生徒が題材の作品が好きな人
第4位「秘密」
「秘密」のおすすめポイント
- ・東野圭吾にしか書けない新しい切り口のミステリー
- ・切ない家族の運命に涙すること間違いなしの作品
- ・広末涼子、小林薫主演の映画で話題となり、ドラマ化もされている作品の原作
「秘密」の概要
杉田平介は自動車部品メーカーで働く39歳。多忙な毎日を送っていたが、妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美と過ごす毎日は幸せそのものであった。
ある日直子の実家に行く道中で、直子と藻奈美を乗せたバスが崖から転落。直子は命を落とし、藻奈美は一命を取り留めるものの意識が戻らずにいた。
そして妻の葬儀の夜、意識を戻した娘に宿っていたのは死んだはずの直子だった。その日から杉田家の、奇妙で「秘密」の生活が始まるのであった。
「秘密」がおすすめの人
- ・映画やドラマなどでしか「秘密」を見たことがない人
- ・人間模様に特化した作品を読みたい人
- ・非現実的な題材が好きな人
第3位「手紙」
「手紙」のおすすめポイント
- ・事件の加害者家族の心境やその後の生活について丹念に描かれた作品
- ・兄弟愛を題材にしており、家族の絆とは何かを考えさせられる
- ・強盗殺人犯の家族の話ということで重い題材だが、その中にある人間関係がとても深く描かれている
「手紙」の概要
弟と二人暮らしの武島剛志は、弟の大学進学費用欲しさに強盗に入り、家主と鉢合わせしたために殺人まで犯してしまう。
その後弟・直貴の元に獄中の兄から月に一度手紙が届くようになる。
獄中で何も変わらない日々を過ごす兄とは対照的に、直貴の行く手にはいつも「犯罪者の弟」というレッテルが貼られ、人生のターニングポイントで幸せを掴もうとするたびにその運命が立ちはだかるのであった。
「手紙」がおすすめの人
- ・犯罪の加害者側の家族の心境やその後について関心がある人
- ・家族や兄弟の絆について考えたいと思っている人
- ・人と人との関係や、自分にとって必要な存在を考えたいと思っている人
第2位「宿命」
「宿命」のおすすめポイント
- ・ひとつの事件から、最後の最後に明らかになる衝撃の真実
- ・生涯のライバル、初恋の相手との再会ストーリー
- ・東野圭吾ならではの伏線が張り巡らされた作品
「宿命」の概要
大企業のUR電産の社長が何者かに殺された。事件を担当することになった刑事・和倉勇作は捜査を続けるなかで昔のライバル・瓜生晃彦と再会。そして彼の妻はなんと初恋の相手・美佐子であった。
事件を追うにつれて勇作は、幼い頃に通ったレンガ病院の謎が繋がっていることがわかり、そしてさらに自分と、晃彦、美佐子を繋ぐ不思議な糸の正体も明らかになっていくのだった。
「宿命」がおすすめの人
- ・最後の最後の結末に期待したい人
- ・謎や疑問が徐々に繋がっていく爽快感を味わいたい人
- ・読み終えたあとの余韻を楽しみたい人
第1位「祈りの幕が下りる時」
「祈りの幕が下りる時」のおすすめポイント
- ・加賀恭一郎シリーズで最も重要である加賀の母について初めて明らかになる作品
- ・親子の愛について描かれた感動必至の名作であり、映画も大ヒットしている
- ・作品全てが伏線になっており、一度読み始めたら止められない!
「祈りの幕が下りる時」の概要
明治座に幼馴染の演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。恨みを買うような人柄ではなかったために捜査は難航するが、捜査を続けるうちに近くで見つかった焼死体との関連が疑われていく。
そしてその焼死体の部屋からは「12の橋」の名前が書かれたカレンダーが見つかった。それは加賀の母に関連するものだった…
加賀恭一郎がなぜ日本橋の新参者となったのか?その理由が明らかになる。
「祈りの幕が下りる時」がおすすめの人
- ・加賀恭一郎シリーズを愛読していて、加賀の生い立ちや、彼の家族について興味がある人
- ・事件に関する推理と登場する人物の家族愛、どちらも堪能したい人
- ・とにかく泣ける本を読みたい!という人
まとめ
東野圭吾さんの作品には、映像化された作品からまだ知られていない作品まで多くの作品があります。
また、東野圭吾さんの作品に関しては、AmazonオーディブルやKindleunlimitedでも1ヶ月無料で読むことが可能なので、利用してみるといいでしょう。
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